高齢協さんぽ会 善通寺五岳の里公園散策 2022/07/03
◆善通寺五岳の里市民集いの丘公園
善通寺の五岳山を背景に緩やかな丘陵地に整備されたこ
の公園は、四季折々の様々な花に彩られた素敵な公園であ
る。また花・草木・自然に関する講座や教室などを随時開
催している。
高齢協のさんぽ会の7月の例会は、近場の善通寺五岳の
里公園散策&出釈迦寺・曼荼羅寺参拝となった。もちろん
昼食の食事処の料理も楽しみで、皆さん参加している。
…(^o^)/
◆凝った装いのウエルカムガーデン…
前方に迫るは善通寺五岳の一つ「我拝師山(がはいしさ
ん)」です。午後に参拝する出釈迦寺の奥の院捨身ヶ嶽霊
場のある聖なる山です。
正面のゲートを抜けてすぐに、ウエルカムガーデンの階
段があり、よいしょよいしょと登ります。洒落た装いの
ウエルカムガーデンでした。
◆花見台の展望台からは素敵な展望が広がる…
緩やかな丘陵地ですが、少し登れば善通寺市の北西地
域を一望し、多度津町を経て、瀬戸内海を望むことがで
きます。遠く瀬戸内海には、瀬戸内の島々も手に取るよ
うに望むことが出来ます。画面右手には、瀬戸大橋が望
めます。
◆ブルーベリーの丘は、美味しい盛り‥
2週間前に下見で訪れた時には、彩色豊かな紫陽花の
花が見事に咲き誇っていたのですが、7月に入ると、さ
すがに紫陽花の季節は過ぎようとしていました…(-_-;)
その代わりに、ブルーベリーの丘のブルーベリーの実
がこれから美味しい盛りを迎えようとしていました。
ちょっと失敬して試食してみました。うん、これは美味
しい (^o^)/
◆天霧城址の天霧山と弥谷寺山塊
秋にはコスモスの草原になるのでしょうか。今は夏草
の繁れる草原でしたが、眼前には雄大な天霧城址のある
天霧山と弥谷寺山塊が広がっていました。
◆地元の方にお話しを聞く…
「善通寺五岳山」を単一の山だと思っていたのが、実は
「香色山」「筆ノ山」「我拝師山」「中山」「火上山」と
いう五つの山からなっていることを、地元の方が杖で指し
示しながら詳しく説明してくれました。さんぽ会の皆さ
ん、うんうんと頷きながら熱心に聞いていましたよ。
◆公園の正面ゲート前で、全員集合‥!!
公園の散策時間は1時間30分をとっていたのですが、1
時間足らずで切り上げて、クーラーの効いたバスの中で
待機していた方も何人かいました。
バスで待機していた方も呼び出して、公園の正面ゲー
ト前で、全員集合の記念写真です。本日の参加者は、26
です、皆さん、全員集合していますか?
◆本日の食事処 日本料理 魚七
このところ、さんぽ会のバスツワーの昼食は、食事処を
確保しての美味しい料理、そして段々と高級志向に変わっ
てきました。本日も善通寺市内の老舗日本料理の「魚七」
です。美味しいという噂で、土日は一般のお客で混んでい
て、なかなか予約が取れなくて苦労しました…。それでも、
お昼時の混雑する少し前の時間、11:30 ~ 12;30 の時間
帯で予約を取ることができました。
◆2階の大広間が用意されていました
予約時には、1階の一般客に供する小部屋およびカウン
ター席でも仕方ないとの約束でしたが、2階の広々とした
大広間を用意してくれていました。
◆ゆったりとした大広間で料理を楽しむ
ラッキーです。皆さん、ゆったりとした大広間で、しか
も椅子・テーブル席で、くつろいだ雰囲気で日本料理の
老舗「魚七」の料理に舌鼓をうちました。
◆老舗「魚七」の懐石料理
うつわに盛られ料理のそのものの量は少ないのですが、
それぞれに味わいがあって、ひとつひとつに舌鼓を打って
美味しくいただきました。特にアラの煮つけが、ほろほろ
ととろけるようで美味でした。美味しかったです。
2階大広間の落ち着いた席がとれて良かったです。
◆四国霊場第73番札所 我拝師山求聞持院出釈迦寺
午後からは、午前中に訪れた「善通寺五岳の里公園」か
らほど近くに位置する「出釈迦寺」と「曼荼羅寺」を訪れ
ました。この日は午後からも初夏の陽射しが射して蒸し暑
く、皆さん、食事後の行動にはまだスイッチが入っていま
せんでした。出釈迦寺山門前の長い坂道と階段は、かなり
こたえたようです…。
◆颯爽と現れたお遍路さん、颯爽と立ち去る
捨身ヶ嶽禅定から下ってきたお遍路さんでしょうか、
足取りもしっかりと歩みを続けるお遍路さんに出会いました。
颯爽とした出現に、皆さん見とれていました。そのお遍路さ
んは、我らの前にて軽い会釈をして、山門にて後方を振り返
り、深い礼をして、颯爽と立ち去って行きました。次の霊場
に向かうのでしょう。
◆我拝師山と捨身ヶ嶽禅定
空海が7歳の時、「仏法を極めて人々を救いたい。叶う
ものなら釈迦如来が姿を現せ。もし叶わないなら私の命を
仏に捧げる」と、我拝師山の断崖絶壁から身を投じた。す
ると紫色の雲が湧き釈迦如来が現れ、羽衣をまとった天女
が舞い降り、雲の中で空海を抱きとめたという伝説の霊場。
先ほどのお遍路さんは、山懐にある出釈迦寺の奥の院の
「捨身ヶ嶽禅定」まで行ってきたのか…。
◆手水洗心場の「花手水」のしつらえ
紫陽花の花も、その盛りを過ぎようとしていましたが、
ここ出釈迦寺の手水所の花手水は、その名残をとどめてい
ました。涼しそうなしつらえに、心も洗われました…。
◆シャボン玉の出迎えも涼を呼んでいました…
出釈迦寺の境内は狭く、狭い境内に大師堂・本堂・納
経所が肩を寄せ合うように立ち並んでいます。狭い境内
の真ん中に緑陰の木陰があり、シャボン玉が飛び交って
いました。 狭い境内は、バス旅でのお遍路さん一行が
着いた時は、お遍路さんで人がいっぱいになります。
この夏場の暑い時季、シャボン玉でのお迎えは、お寺
側の気遣いでしょう…嬉しいお接待です。
◆我らさんぽ会一同も、緑陰にて凉を楽しむ‥
40分の境内散策・参拝の時間をとっていましたが、境
内が思いのほか狭かったことと、暑さが厳しかったことも
あって、皆さん、20分もしないうちに、緑陰の休憩所に
集まってきました…($・・)/~~~
◆本堂と大師堂が肩を並べて立っている
「出釈迦寺」というお寺の名前の由来は、前述した「捨
身ヶ嶽禅定」のなかで、空海を救うために、この地で釈迦
如来が出現したという伝説に基づく。
出釈迦寺の境内は狭いが、この「捨身ヶ嶽禅定」は、こ
の境内から急坂を50分ほど登った場所にあります。
◆十二支守り本尊地蔵がならぶ…
出釈迦寺から72番札所の曼荼羅寺まで、歩いて約30分
です。途中に無人販売所やへんろ道休憩所、中務茂兵衛
の道しるべもあるということで、ゆっくりのんびりと
遍路みちを歩いて下ることになりました。
◆サボテンの花咲くへんろ道‥
道すがら、立派なサボテンの花が咲いていました。
遠景には、土砂採取で山塊変容が著しい天霧山。
◆四国第72番霊場 我拝師山延命院曼荼羅寺
同じ我拝師山の山号を名乗る出釈迦寺と兄弟のような寺
である。空海の先祖にあたる佐伯氏の氏寺として創建され
たと伝えられる古寺。創建当時は世板寺と呼ばれていたが、
空海が唐から持ち帰った金剛界、胎蔵界の二つの曼荼羅を
安置し、大日如来を祀った伽藍を建立して、曼荼羅寺と
名を改めたと言われている。
◆石塔に「肉身燈三昧 待慈氏下生」
境内の石塔(卒塔婆)に、「肉身燈三昧 待慈氏下生」な
る漢文を見つけました。書き下し文にすると、「肉身に
三昧を証じて 慈氏の下生を待つ」となります。意味は、
「肉体のままで入定し三昧の境地に入って、弥勒菩薩の
出現を待っている」
空海が、高野山の奥の院霊廟で入定し、現在も生き続
けて修行を続けているという説話にもとづいて、「私は
即身成仏し三昧境地にて、弥勒菩薩の現れを待っている」
という空海のありがたい言葉なのです。
◆曼荼羅寺の境内は静寂を取り戻す‥
バスツワーのお遍路さんの一行が、またさんぽ会のバス
ツワーの我ら一行が去って、曼荼羅寺の境内は再び静寂を
取り戻しました…。
出釈迦寺から曼荼羅寺までの歩いての移動に30分をとっ
ていたのですが、皆さんてくてくと歩くの早い早い。20分
かからずに到着したようです。私が、中務茂兵衛の石しる
べ(道標)を探しながら、曼荼羅寺に到着したときには、大
半の皆さんは、涼しいバスの中だったようです…(@_@。
◆JA飯山 讃さん広場
帰りは、最近新しくオープンした「JA飯山 讃さん広場」
に立ち寄りました。ここのブランド特産品「飯山の桃」を
始め新鮮なお野菜がいっぱいありました。
そででも一番売れたのは、冷たいアイスクリームやソフ
トクリームのようでした。天候には恵まれたものの、初夏
のはしりで、蒸し暑い一日でした。
皆さん、お疲れさまでした…(^o^)/
(END)
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